ホーリーバジルは、
バジルと同じシソ科メボウキ属の植物です。
インドでは5千年以上にわたり使用されてきました。
西洋では神聖なハーブとして
「ホーリーバジル」と呼ばれ、
サンスクリット語の名前である「トゥルシー」は
「比類なきもの、比べることができない素晴らしいもの」
という意味を持ちます。
また、インドの伝統医学
アーユルヴェーダでは「不老不死の霊薬」、
インドの家庭では「万能ハーブ」、
ことわざでは「葉を毎日食べれば医者いらず」
など様々な言われ方があり、
これだけでも多種多様な効能・効果、
そして長い間人々の健康や暮らしを
守ってきたことがうかがえます。
ホーリーバジルについては、これまで多くの医学的研究がなされています。抗菌、抗炎症、抗アレルギー、抗ストレス、抗高脂血症、鎮痛、抗放射線障害、降圧作用、デトックス(毒素排出)作用など実にさまざまな効能が確認されています。ホーリーバジルには以下のような有効成分が豊富に含まれています。
●オレアノール酸 : | 抗菌、保湿、虫歯菌の増殖抑制、アンチエイジング |
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●ウルソール酸 : | 抗腫瘍 |
●ロズマリン酸 : | 抗酸化、アレルギー症状の抑制 |
●オイゲノール : | 抗酸化作用、老化防止、動脈硬化防止 |
●カルバクロール : | 抗酸化 |
●リナロール : | 抗不安、血圧降下 |
●β・カリオフィレン : | 鎮痛、抗炎症 |
(2013年6月号ゆほびかより引用)
※効能・効果には個人差があります。持病をお持ちの方や、現在、薬を服用中の方は、主治医に相談の上、摂取してください。
ホーリーバジルは高麗人参や霊芝などが分類される「アダプトゲン」のひとつです。アダプトゲンとは「副作用がない(無害)、様々なストレスに対しての抵抗力を高める、体調(生理機能)を整える」という3つの条件をもったハーブのことを指します。
世界中で5000種類ある薬草のうち、研究によって有効姓が認められたアダプトゲンハーブは、わずか25種類のみ。薬の副作用が心配な方や、自然に体質改善をしたい方にも好まれています。
またカフェインが含まれていませんので、年齢や体調を問わず誰でも気軽に摂取することが可能です。アダプトゲンの中でも身体に取り入れやすく、手に入れやすい為、持続して使用することができるのも利点です。
ホーリーバジルは世界の草類の中で最も多くのオゾンを発生させ、空気中の有害物質を中和して浄化する働きがあるとされ、ある研究では約半径200mを清浄化するともいわれています。
オゾンは強力な酸化能力を持ち、脱臭・殺菌などに効力を発生します。最近の研究では、オゾンがあるところではウイルスや細菌の感染力が低下することも実証されています。
飲んでよし、育ててよしのハーブです。